「子供に釣りを体験させたいけど、どこに連れて行けばいいんだろう?」
こんなお悩みはありませんか?

  • 初心者でも安全に楽しめる場所はどこ?
  • 道具がなくてもレンタルできる?
  • トイレは綺麗?家族も退屈しない?
  • せっかくなら、ちゃんと魚が釣れる場所がいい

ネット上の情報は多すぎて、結局どこが自分の家族に最適なのか判断が難しいですよね。準備不足のまま出かけて「一日粘ったのに釣果ゼロ…」「施設が不便で家族から不満が出た…」なんて最悪の事態は絶対に避けたいものです。

この記事では、東京湾の全18ヶ所の釣り場を徹底調査しました。もう釣り場選びで迷うことはありません。初心者でも計画段階から失敗せず、家族全員で最高の思い出を作ることができます。

東京湾での釣り|釣行前に知るべき基礎知識

東京湾での釣りを計画する前に、基本的な知識をいくつか押さえておくと、釣りの楽しさが一層深まります。どの季節にどんな魚が釣れるのか、どのような釣り方が有効なのかを知ることで、釣果が大きく変わることもあるでしょう。

まず、東京湾で狙える代表的な魚と、その主なシーズンは以下の通りです。

魚種
アジ
イワシ
サバ
シーバス(スズキ)
クロダイ
タチウオ
ハゼ
カレイ

もちろん、これはあくまで目安です。天候や潮の流れ、その年の状況によって釣れる時期は変動します。

次に、初心者でも挑戦しやすい基本的な釣り方を3つ紹介します。

サビキ釣り
カゴに入れたエサ(コマセ)で魚を寄せ、疑似餌の付いた複数の針でアジやイワシなどを狙う釣り方です。操作が簡単で、家族で楽しむのに最適と言えます。

ちょい投げ釣り
オモリとエサの付いた仕掛けを軽く投げ、海底にいるハゼやキスなどを狙います。のんびりとアタリを待つ楽しさがある釣り方です。

ルアー釣り
魚の形をした疑似餌(ルアー)を使い、シーバスやタチウオといった魚を狙います。エサを付け替える手間がなく、ゲーム性が高いのが特徴でしょう。

釣り場選びも重要なポイントです。東京湾の釣り場は、大きく分けて「有料の海釣り公園」と「無料の公園・堤防」の2種類があります。

有料の海釣り公園は、安全柵やトイレ、売店などが整備されているため、初心者や子供連れでも安心して楽しめます。釣具のレンタルサービスが充実している施設も多く、手ぶらで訪れることも可能です。

一方、無料の釣り場は、なんといっても費用を気にせず気軽に楽しめるのが魅力です。ただし、施設が整っていない場所も多いため、事前の情報収集が欠かせません。

近年の東京湾は、水質の改善によって魚の種類が豊富になっていることが、専門機関の調査でも報告されています。かつては湾の奥では見られなかった魚が釣れるようになるなど、豊かな漁場としてのポテンシャルが高まっているのです。

季節別にわかる|東京湾で釣れる魚種カレンダー

東京湾では、季節の移ろいとともに多種多様な魚たちに出会えます。狙う魚のベストシーズンを知っておくことが、釣果を上げるための最初のステップと言えるでしょう。水温の変化や魚たちの産卵行動によって、季節ごとに釣れやすい魚は大きく変わります。

以下に、主な魚種の釣りやすい時期をまとめました。釣行計画を立てる際の参考にしてください。

魚種春(3月~5月)夏(6月~8月)秋(9月~11月)冬(12月~2月)
アジ
サバ
イワシ
シーバス(スズキ)
クロダイ
タチウオ
ハゼ
キス
カレイ
メバル・カサゴ

凡例: ◎:最盛期、◯:シーズン、△:釣れる可能性あり、-:オフシーズン

春は産卵を意識したクロダイや、シーバス、メバルといった根魚が狙い目です。夏になるとアジやサバ、イワシなどの回遊魚が湾内に入り、サビキ釣りが最も盛り上がる季節となります。

秋は一年で最も魚種が豊富な時期でしょう。タチウオや青物をはじめ、多くの魚が活発にエサを追い求めるため、初心者からベテランまで楽しめます。水温が下がる冬は釣れる魚が限られますが、カレイやメバル、カサゴといった、寒い時期に旬を迎える魚をじっくり狙うことができます。

このカレンダーを目安に、季節ごとの主役を狙ってみてはいかがでしょうか。ターゲットを絞ることで、準備も万全になり、より一層釣りを楽しめるはずです。

初心者が最初に覚えるべき基本的な釣り方3選

釣りには様々な方法がありますが、初心者が最初に覚えるべき代表的な釣り方は主に3つです。それぞれの特徴を知ることで、狙う魚や場所に合わせて最適な楽しみ方が見つかるでしょう。

サビキ釣り

堤防からの釣りで最も手軽で、釣果が期待できるのが「サビキ釣り」です。アミエビという小さなエビをカゴに入れ、その下に連なる複数の疑似餌バリで魚を誘います。竿を軽く上下に動かすだけで、アジやイワシ、サバといった回遊魚が次々と掛かることも少なくありません。家族で楽しむ最初の釣りとして最適な方法と言えます。

ちょい投げ釣り

海底に潜む魚を狙うのに適した釣り方が「ちょい投げ釣り」のため、のんびりと楽しみたい方におすすめです。ゴカイなどのエサを付けた仕掛けを軽く投げ、オモリが底に着いたら、糸を張って魚からの合図(アタリ)を待ちます。主なターゲットはキスやハゼ、カレイなどです。簡単な仕掛けで大物が釣れる可能性も秘めているのが魅力でしょう。

ルアー釣り

よりゲーム性の高い釣りに挑戦したいなら「ルアー釣り」はいかがでしょうか。小魚や虫に似せた疑似餌(ルアー)を使い、リールを巻いたり竿を動かしたりして、生きているように見せかけることで魚を騙します。シーバス(スズキ)やタチウオといった肉食魚がターゲットです。道具がシンプルで手軽に始められる一方、非常に奥が深い釣り方になります。

海釣り公園と無料の釣り場のメリット・デメリット比較

東京湾で釣り場を選ぶ際には、大きく分けて「海釣り公園」と「無料の釣り場」の2つの選択肢があります。安全性や手軽さを最優先するなら有料の海釣り公園、自由度の高さや費用を抑えたい場合は無料の釣り場が候補となるでしょう。

海釣り公園は、安全柵やトイレ、売店などが整備された有料の施設です。足場が良く、ライフジャケットや釣り竿のレンタルサービスも充実しているため、釣りの経験が浅い初心者や小さな子供連れのファミリーでも安心して楽しめます。スタッフが常駐していることが多く、困ったときにアドバイスをもらえるのも心強い点です。

一方で、海釣り公園は入場料や駐車場代がかかるため、費用は割高になります。また、営業時間や使用できる仕掛けに制限があるなど、ルールが厳格に定められている場合がほとんどです。誰もが快適に過ごすための決まりと言えるでしょう。

これに対して、無料で開放されている公園の護岸や堤防は、なんといっても費用がかからないのが最大の魅力です。時間に縛られることなく、早朝から夜釣りまで自分の好きなスタイルで楽しめる自由度の高さがあります。釣りの経験を積んだ人が、コストを気にせず思う存分楽しみたい場合に最適です。

ただし、無料の釣り場では安全管理はすべて自己責任となります。柵が設置されていない場所も多く、駐車スペースやトイレが近くにないことも珍しくありません。事前に現地の情報をしっかりと調べ、安全対策を万全にしてから出かける必要があります。

どちらの施設にも、それぞれ良い点と注意すべき点が存在します。ご自身の釣りの経験値や一緒に行くメンバー、そして何を最も重視するかを考えて、最適な釣り場を選びましょう。

東京湾で魚種が豊富になっている理由

かつてのイメージとは異なり、現在の東京湾では多種多様な魚を狙うことができます。その背景には、長年にわたる水質改善の取り組みがあります。

下水道の整備や工場排水の規制強化によって、海の環境は大きく向上しました。水がきれいになったことで豊かな生態系が育まれ、多くの魚が湾内に戻ってきたのです。

プランクトンが増えれば、それを餌にするイワシなどの小魚が集まります。そして、その小魚を捕食するシーバスやクロダイといった大型魚も湾の奥まで回遊するようになりました。専門機関の研究でも、魚の生息域が広がっていることが報告されています。この良好な食物連鎖が、現在の東京湾を魅力的な釣り場にしている理由でしょう。

【神奈川エリア】東京湾のおすすめ釣りポイント5選

ここからは、数ある東京湾の釣り場のなかでも特に人気の高い神奈川エリアのポイントを見ていきましょう。施設が充実した有料の海釣り公園から、気軽に楽しめる無料の公園まで、魅力的な選択肢が揃っています。

紹介するのは、以下の5つの釣り場です。

  • 本牧海づり施設
  • 大黒海づり施設
  • 磯子海づり施設
  • 横須賀市海辺つり公園
  • 東扇島西公園

それぞれの特徴を詳しく解説します。

本牧海づり施設

横浜市にある、国内最大級の規模を誇る有料の海づり施設です。沖に向かって大きく突き出た桟橋が最大の特徴と言えるでしょう。

この構造により、岸からは届きにくい回遊魚の通り道まで直接仕掛けを投入できます。そのため、アジやサバ、イワシといった人気の魚種で安定した釣果が期待できるのです。

総延長1,400m、最大650人を収容する広々とした釣り場も魅力。売店や食堂、レンタル釣具も充実しているため、初心者からベテランまで誰もが一日中快適に過ごせます。本格的な海釣りを安心して楽しみたいファミリーには最適な場所でしょう。

項目詳細
主な特徴総延長1,400mの大型施設。レンタル品が充実しており初心者も安心。
釣れる魚アジ、サバ、イワシなど
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、食堂、レンタル釣具
料金有料

大黒海づり施設

横浜市にある人気の有料釣り場が、大黒海づり施設です。本牧海づり施設と並んで、週末は多くの釣り人で賑わうことで知られています。

この施設の魅力は、鶴見つばさ橋の真下に位置するロケーションでしょう。足元から水深があるため、季節に応じて多種多様な魚を狙うことが可能です。

特にタチウオやイナダといった青物の釣果実績が高いことで有名です。潮通しの良い釣り場を好む回遊魚が接岸しやすいため、大物との出会いが期待できるでしょう。本格的な釣りを楽しみたい経験者も満足できる釣り場です。

項目詳細
主な特徴鶴見つばさ橋の真下に位置する。水深があり、大物が狙える。
釣れる魚タチウオ、青物、アジ、サバなど
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、レンタル釣具
料金有料

磯子海づり施設

横浜市根岸湾に面した有料の海釣り施設です。この施設の最大の特徴は、隣接する火力発電所から出る温排水の影響で、冬場でも周辺の水温が比較的に高いことでしょう。

この温かい排水のおかげで、季節を問わず魚たちの活性が落ちにくい環境が維持されています。年間を通して安定した釣果が期待できるため、寒い時期でも釣りを諦めたくない方には最適な場所です。

ここではアナゴやメゴチ、アイナメといった根魚が主なターゲットになります。季節に左右されず、じっくりと釣りを楽しみたい人におすすめの釣り場と言えます。

項目詳細
主な特徴発電所の温排水の影響で、冬場でも水温が比較的に高い。
釣れる魚アナゴ、メゴチ、アイナメなど
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、レンタル釣具
料金有料

横須賀市海辺つり公園

入場料が無料で、気軽に海釣りが楽しめる公園です。 駅から徒歩圏内というアクセスの良さも、家族連れにとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。 公園の護岸は約500mにわたってボードウォークとして整備されており、全面に手すりが設置されているため、小さなお子様と一緒でも安心して釣りを楽しめます。

この釣り場のユニークな点は、関東では珍しく、堤防からタチウオが狙えることです。 シーズンになると多くの釣り人で賑わいを見せますが、それ以外にも多彩な魚種が釣れるのが魅力。サビキ釣りではアジやイワシ、サバなどが釣れ、初心者でも数釣りが期待できます。

足元を探ればカサゴやメバルといった根魚もターゲットになります。 猿島を望むことができる開放的なロケーションも素晴らしく、のんびりと過ごすのに最適な環境です。 駐車場やトイレも完備されているため、一日中快適に過ごせるでしょう。

釣れる主な魚種アジ、イワシ、サバ、タチウオ、カサゴ、メバル、クロダイ、シーバス
施設情報駐車場(95台/有料)、トイレ、管理事務所、自動販売機
料⾦無料
アクセス京急本線「堀ノ内駅」より徒歩約10分

東扇島西公園

無料で釣りが楽しめる公園として、川崎エリアで絶大な人気を誇るスポットです。約600メートルにわたって広がる釣りエリアには安全柵が完備されており、小さなお子様連れのファミリーでも安心して釣りを楽しめるでしょう。

ここではサビキ釣りでのアジやサバが定番のターゲットです。季節や時間帯によっては、タチウオやシーバスといった大物をルアーで狙うことも可能なため、ベテランアングラーも数多く訪れます。

24時間利用できる駐車場や清潔なトイレも整備されているのが嬉しいポイント。デイゲームから夜釣りまで、時間を気にせず楽しめる環境が整っています。アクセスのしやすさと魚種の豊富さから、週末は多くの釣り人で賑わう人気の釣り場です。

釣れる魚アジ、サバ、イワシ、タチウオ、シーバス、カサゴなど
施設情報駐車場(有料)、トイレ
料⾦無料
アクセス〒210-0869 神奈川県川崎市川崎区東扇島94-1

【東京エリア】東京湾のおすすめ釣りポイント9選

都心からのアクセスも良好な東京エリアには、個性豊かな釣り場が揃っています。おなじみの大型公園から、飛行機や夜景といった特別な景色を楽しめるユニークな場所まで、魅力的な9つのスポットを紹介します。

  • 若洲海浜公園 海釣り施設
  • 豊洲ぐるり公園
  • 城南島海浜公園
  • 大井ふ頭中央海浜公園
  • 葛西臨海公園
  • お台場海浜公園
  • 有明西ふ頭公園
  • 水の広場公園
  • 暁ふ頭公園

手軽に楽しめる場所が多いため、週末のお出かけ先の候補として参考にしてください。

若洲海浜公園 海釣り施設

都内で本格的な海釣りを体験できる、最も代表的な施設と言えるでしょう。全長570mにも及ぶ広大な釣り専用の防波堤と、隣接する人工磯が釣り人に開放されています。常に多くの釣り人で賑わっており、その人気の高さがうかがえます。

この施設の最大の魅力は、売店のレンタルサービスが非常に充実している点です。釣り竿や仕掛けはもちろん、イスやクーラーボックスまで借りることができるため、全くの初心者でも手ぶらで訪れて海釣りに挑戦できます。

足場の良い防波堤では、サビキ釣りでアジやイワシといった回遊魚を狙うファミリーの姿が多く見られます。一方で、変化に富んだ人工磯や防波堤の先端では、シーバスやクロダイといった大物をルアーで狙うベテランアングラーも集う、まさに東京を代表する釣り場です。

釣れる主な魚種アジ、イワシ、サバ、コノシロ、シーバス、クロダイ、カサゴ
施設情報駐車場(有料)、売店、釣具レンタル、トイレ、自動販売機
料⾦無料(釣り施設への入場)
アクセス〒136-0083 東京都江東区若洲3丁目2

豊洲ぐるり公園

豊洲市場をぐるりと囲むように整備された、非常に新しくきれいな公園です。 全体的に足場が良く、柵も設置されているため、お子様連れのファミリーでも安心して釣りを楽しめるでしょう。

定番のサビキ釣りでは、アジやイワシ、サバなどを手軽に狙うことができます。 それだけでなく、秋のシーズンにはタチウオやイナダといった青物の回遊も期待できるため、本格的なルアーフィッシングを楽しむ釣り人の姿も多く見られるポテンシャルの高い釣り場です。

レインボーブリッジやお台場の夜景を眺めながら釣りができる、その美しい景観も大きな魅力。 トイレやベンチもきれいに整備されており、快適に過ごせる環境が整っています。

釣れる主な魚種アジ、イワシ、サバ、タチウオ、イナダ、シーバス
施設情報トイレ、ベンチ、自動販売機 ※専用駐車場なし
料⾦無料
アクセスゆりかもめ「市場前駅」より徒歩約5分

城南島海浜公園

東京都大田区に位置し、羽田空港を離着陸する飛行機を間近に眺めながら釣りができる公園です。航空機の迫力あるエンジン音と景色は、他の釣り場では味わえない独特の魅力と言えるでしょう。

主なターゲットはメバルやカサゴといった根魚のほか、シーバスも狙えます。海底には障害物が多いため、根掛かりを避けることができるウキ釣りが特に有効です。

釣り以外にも、広々とした芝生広場や砂浜があり、家族でのんびりと過ごすのにも最適な環境。飛行機が好きな子供にとっては、忘れられない一日になるかもしれません。

釣れる主な魚種メバル、カサゴ、シーバス、ハゼ
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、オートキャンプ場
料⾦無料
アクセス〒143-0002 東京都大田区城南島4-2-2

大井ふ頭中央海浜公園

釣りとバーベキューを同時に楽しめるのが、この公園の最大の魅力です。品川区の京浜運河沿いに位置しており、「なぎさの森」にある「はぜつき磯」や「夕やけなぎさ」といったエリアが、特にハゼ釣りの名所として知られています。

家族でバーベキューをしながら、のんびりと釣り糸を垂れる時間は格別でしょう。 釣り場は足場が良い場所も多いですが、磯場もあるため注意が必要です。都心からのアクセスも良好で、気軽にアウトドアレジャーを満喫できるスポットと言えます。

釣れる魚はハゼがメインですが、シーバスやクロダイが釣れることもあります。 釣りだけでなく、スポーツ施設が充実した「スポーツの森」も併設されているため、一日中飽きることなく過ごせるでしょう。

釣れる主な魚種ハゼ、シーバス、クロダイ
施設情報駐車場(有料)、トイレ、バーベキュー可能エリア
料⾦無料
アクセス東京モノレール「大井競馬場前駅」より徒歩約8分

葛西臨海公園

水族園や大観覧車が有名な葛西臨海公園は、家族で楽しめるレジャースポットとして知られています。実は園内の一部エリアで、釣りが許可されているのをご存知でしょうか。

釣りができるのは「西なぎさ」と呼ばれる人工の砂浜エリアです。ここでは、他のレジャー施設を楽しみながら、気軽に竿を出すことができます。

主なターゲットはハゼやクロダイ、シーバスなどです。釣りに飽きてしまったお子様も、すぐに公園の遊具や広場で遊べるため、ファミリーフィッシングに最適な環境と言えるでしょう。一日を通して釣りとレジャーを満喫できるのが、この公園ならではの大きな魅力。

釣れる主な魚種ハゼ、クロダイ、シーバス、セイゴ
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、レストラン
料⾦無料(公園への入園料)
アクセスJR京葉線「葛西臨海公園駅」より徒歩約7分

お台場海浜公園

観光地として絶大な知名度を誇るお台場で、気軽に竿を出せるのがお台場海浜公園です。レインボーブリッジや自由の女神像といった象徴的な景色を眺めながら釣りを楽しめる、他に類を見ないロケーションと言えるでしょう。

釣りが許可されているエリアは、自由の女神像の裏手にある人工磯に限られています。多くの観光客が行き交う砂浜エリアとは区別されているため、安心して楽しむことが可能です。

ただし、ここではルアーや投げ釣りは禁止されています。ウキ釣りやミャク釣りを使い、足元にいるハゼやセイゴ(スズキの若魚)を狙うのが主なスタイル。観光の合間に少しだけ釣りを楽しみたい、そんなニーズにぴったりのスポットです。

釣れる主な魚種ハゼ、セイゴ
施設情報駐車場(有料)、トイレ、シャワー(夏期)
料⾦無料
アクセスゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩約3分

有明西ふ頭公園

都会の夜景を眺めながら、静かに釣りを楽しみたい人におすすめなのが有明西ふ頭公園です。 東京ビッグサイトのすぐ隣に位置し、アクセスも良好なこの公園は、落ち着いた環境で釣りができるのが最大の魅力と言えるでしょう。

その理由は、公園内のルールにあります。 多くの釣り場で賑わいの中心となるルアーフィッシングや投げ釣り、そして魚を集めるための撒き餌が禁止されているのです。 そのため、ヘチ釣りやウキ釣りなどで、静かに魚との駆け引きを楽しみたい本格派のアングラーが多く訪れます。

主なターゲットは、クロダイやシーバス、メバル、カサゴなどです。 護岸が整備されており足場も良いため、初心者や子供連れでも安心して楽しめますが、一部柵のないエリアもあるため注意しましょう。 きれいなトイレも完備されているため、長時間の滞在でも快適です。

釣れる主な魚種シーバス(セイゴ)、クロダイ、メバル、カサゴ、ハゼ、アジ、イワシ
施設情報トイレ、自動販売機、近隣にコインパーキング有り
料⾦無料
アクセスゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩約5分

水の広場公園

国際展示場正門駅や有明駅からほど近い、アクセス抜群の都市型釣りスポットです。日中はチョイ投げ釣りでハゼを狙うことができ、家族でのんびりと楽しむのに最適でしょう。夜になると雰囲気が変わり、ルアーフィッシングでセイゴ(スズキの若魚)を狙うアングラーで賑わいます。

すぐ近くには有明西ふ頭公園もあるため、ポイントを移動しながら釣りをすることも可能です。イベントのついでや仕事帰りに、都会の景色を眺めながら気軽に竿を出せるのが大きな魅力と言えます。

釣れる主な魚種ハゼ、セイゴ(スズキ)
施設情報トイレ、自動販売機
料⾦無料
アクセスゆりかもめ「有明駅」より徒歩約2分

暁ふ頭公園

お台場の南側に位置する、無料でバーベキューと釣りを同時に楽しめる公園です。 都内では数少ない、予約不要でこれらのレジャーが許可されている貴重な場所と言えるでしょう。

最大の特徴は、東京港の主要航路に面したそのロケーション。大型のコンテナ船や客船がすぐ近くを行き交う様子を眺めながら、のんびりと竿を出すことができます。羽田空港も近いため、離着陸する飛行機が見えるのも魅力の一つです。

本格的な投げ釣りは禁止されていますが、足元を探る釣りではハゼやカサゴ、メバルなどが狙えます。 釣りをしながらバーベキューを楽しむなど、仲間や家族とのんびり過ごす休日に最適なスポットのため、釣果を追求するよりレジャーとして楽しみたい方におすすめです。

釣れる主な魚種ハゼ、カサゴ、メバル、シーバスなど
施設情報駐車場、トイレ、自動販売機、バーベキューエリア
料⾦無料
アクセス〒135-0064 東京都江東区青海三丁目地先

【千葉エリア】東京湾のおすすめ釣りポイント4選

千葉県にも、個性豊かで魅力的な釣り場が数多く存在します。ここでは、都心からのアクセスも良好な千葉エリアから、初心者からベテランまで楽しめるおすすめの釣りポイントを4ヶ所紹介しましょう。

オリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)

千葉県で唯一の、桟橋から釣りができる本格的な海釣り公園です。 養老川の河口、東京湾に向かってまっすぐに伸びる桟橋は、まるで船の上から釣りを楽しんでいるかのような気分を味わえます。

ここでは季節に応じて様々な魚を狙うことが可能です。 春から秋にかけてはアジやイワシの回遊が見られ、サビキ釣りで数釣りが楽しめるでしょう。冬場にはカレイやアイナメといった根魚もターゲットになります。

この施設の最大の特徴は、経験豊富なインストラクターによるマンツーマンレッスンを受けられる点です。 道具の扱い方から餌の付け方、魚を釣るコツまで丁寧に指導してくれるため、全くの初心者や子供でも安心して釣りデビューができます。

手ぶらで訪れても本格的な釣りを体験できるため、家族サービスや友人とのレジャーに最適な施設と言えます。

釣れる主な魚種カレイ、アジ、イワシ、サヨリ、スズキなど
施設情報駐車場、トイレ、売店、レンタル釣具、インストラクター
料⾦有料
アクセス〒290-0045 千葉県市原市五井南海岸1-12

ふなばし三番瀬海浜公園

千葉県船橋市に位置し、東京湾に残された広大な干潟「三番瀬」に面した公園です。 潮干狩りの名所として全国的に知られていますが、釣りのスポットとしても非常に高いポテンシャルを秘めています。

公園の特徴である広大な遠浅の地形は、投げ釣りに最適な環境です。 初心者でも楽しめるちょい投げ釣りではキスやハゼ、本格的な投げ釣りではカレイといった、砂地の海底を好む魚がメインターゲットになります。 また、干潟周辺はベイトフィッシュ(小魚)が豊富なため、それを狙うスズキ(シーバス)も多く集まるのが特徴です。

潮干狩りシーズン(4月〜6月頃)は大変な賑わいを見せるため、落ち着いて釣りを楽しみたい方は時期をずらすのが良いでしょう。 園内にはバーベキュー場も完備されており、釣りと合わせて一日中レジャーを満喫できるため、家族連れにもおすすめのスポットと言えます。

釣れる主な魚種キス、カレイ、ハゼ、スズキ(シーバス)、クロダイ
施設情報駐車場(有料)、トイレ、売店、レストラン、バーベキュー場
料⾦無料(施設利用は別途)
アクセス〒273-0016 千葉県船橋市潮見町40

袖ヶ浦海浜公園

千葉県袖ケ浦市に位置し、東京湾アクアラインを一望できる絶景が魅力の公園です。園内のシンボルである展望台からは、広大な海と空のパノラマが広がり、釣りだけでなく観光スポットとしても人気を集めています。

きれいに整備された護岸は足場が良く、広々としているため、隣を気にせず快適に釣りを楽しめるでしょう。特に、夕暮れ時には美しい夕日を背景に釣りができるため、デートスポットとしてもおすすめです。

投げ釣りではシーバスやクロダイ、サビキ釣りではアジといった魚を狙うことが可能です。ファミリーでのんびりと小物釣りをしたり、本格的に大物を狙ったりと、様々なスタイルで楽しめます。

釣れる主な魚種シーバス、クロダイ、アジなど
施設情報駐車場、トイレ、展望台
料⾦無料
アクセス〒299-0268 千葉県袖ケ浦市南袖36

富津新港

千葉県富津市に位置する富津新港は、その広大な敷地で知られる人気の釣りスポットです。広々とした岸壁は釣りがしやすく、開放的な空間で多くの釣り人に親しまれています。

この釣り場の最大の魅力は、ターゲットとなる魚種の豊富さでしょう。サビキ釣りを用意すれば、アジやサバ、イワシといったファミリーフィッシングに最適な魚を手軽に狙えます。

さらに、投げ釣りでクロダイを狙ったり、ルアーフィッシングでシーバスを追いかけたりすることも可能です。秋のシーズンにはタチウオも回遊するため、初心者からベテランまで、それぞれの腕前に合わせて多彩な釣りが楽しめるでしょう。

釣れる主な魚種アジ、サバ、イワシ、クロダイ、シーバス、タチウオ
施設情報駐車場、トイレ
料⾦無料
アクセス〒293-0011 千葉県富津市新富

東京湾の釣りで失敗しないための5つの鉄則

せっかくの釣行を最高の思い出にするためには、釣果を左右する自然の条件や、他の釣り人と快適に過ごすための知識が不可欠です。ここでは、東京湾での釣りを成功させるために知っておくべき、5つの重要な鉄則を紹介します。

鉄則1:”釣り場難民”にならないための時間管理

週末の人気釣り場は、想像以上に混雑することを覚えておきましょう。特に駐車場は夜明けと共に満車になることも珍しくなく、場所取りのトラブルを避ける意味でも早朝の行動が重要です。

有料の海釣り施設では開場前から行列ができることもあります。少なくとも午前5時には現地に到着するくらいの計画を立てることで、安心して釣りを開始できるでしょう。釣果が期待できる良い場所を確保するためにも、早めの到着を心がけてください。

鉄則2:天気よりも「風と潮」を制する

天気予報で本当に確認すべきなのは、実は天気そのものよりも「風向き」と「風速」です。東京湾では風速5mを超えると、仕掛けが飛ばずに釣りが困難になります。特に子供連れの場合は、安全のためにも釣りを中断する判断が求められるでしょう。

予報で強い北風が吹くなら、北側が壁になっているポイントを選ぶのが「風裏」を探す基本と言えます。また、魚の活性は潮の動きと密接に関係するため、潮見表で満潮・干潮の時刻を把握しておくだけで釣れる確率は大きく変わるのです。

鉄則3:最も多いトラブル「根掛かり」を回避する

海底の障害物に仕掛けが引っかかる「根掛かり」は、初心者が最も陥りやすいトラブルの一つでした。東京湾には岩場や捨て石、海藻が密集しているポイントが点在しています。

例えば城南島海浜公園のように、地形的に根掛かりが多発することで知られる場所もあります。対策として、底を引きずる投げ釣りではなくウキ釣りを選択したり、仕掛けを多めに用意したりすることが有効です。時間と仕掛けのロスを防ぐため、ポイントの特性を理解しておきましょう。

鉄則4:海からの危険信号「青潮」を知る

夏から秋にかけて、海の色が突如エメラルドグリーンに濁る「青潮」には注意してください。これは「貧酸素水塊」と呼ばれる、魚がほとんど生存できない海域が発生する現象です。この青潮に遭遇すると、数日間は全く釣果が期待できません。

青潮は東京湾の奥部で発生しやすい自然現象のため、釣行前に各施設の公式サイトやSNSで現地の状況を確認することが唯一の対策になります。もし現地で青潮に遭遇してしまった場合は、釣りを中断して別の場所へ移動する判断も大切です。

鉄則5:お互いが気持ちよく過ごすためのマナー

誰もが快適に釣りを楽しむためには、釣り人同士の思いやりと最低限のマナーが欠かせません。隣の釣り人と糸が絡まってしまう「お祭り」は、混雑した釣り場では頻繁に起こるトラブルです。

もし起こしてしまったら、まず一言「すみません」と声をかけることが重要でしょう。また、自分の釣り座で出たゴミは必ず持ち帰ってください。コマセ(撒き餌)で汚れた場所は、最後に海水できれいに洗い流すのがベテランの作法です。

鉄則1|週末の混雑を回避する方法

週末の釣りで最も避けたいのが「釣り場に着いたのに、人が多すぎて竿を出せない」という状況です。特に家族連れに人気の施設では、駐車場の満車問題も深刻な悩みと言えるでしょう。この混雑を回避する最も確実な方法は、釣り場へ向かう時間帯を調整することです。

多くの釣り人が活動を始める午前10時から午後2時頃が、混雑のピークになる時間帯。この時間を避けるだけで、釣りの快適さは格段に向上します。具体的には、夜明けとともに行動を開始する「早朝」を狙うのがおすすめです。

早朝であれば、駐車場が満車になる心配はほとんどありません。魚の活性が最も高まる「朝マズメ」というチャンスタイムに釣りができるため、釣果への期待も高まるでしょう。

もし早起きが苦手な場合は、日中の釣り人が帰り始める「午後3時以降」を狙うのも一つの手です。駐車場に空きが出始め、釣り座にも余裕が生まれます。夕日を眺めながら「夕マズメ」の時間を楽しむ、ゆったりとした釣行計画を立ててみましょう。

鉄則2|釣果に影響する風と潮の読み方

釣果を大きく左右するのが、目に見えない「風」と「潮」の流れです。これらの自然条件を理解することが、狙った魚に出会うための近道と言えるでしょう。特に初心者の方は、この2つの要素を意識するだけで釣果が大きく変わる可能性があります。

まず「風」は、釣りの快適さと魚の活性に直接影響します。風速が5m/sを超えると、仕掛けが狙ったポイントに飛ばしにくくなり、繊細なアタリも分かりません。安全のためにも、強風時の釣行は避けるのが賢明です。釣行前には必ず天気予報で風速と風向きを確認しましょう。もし予報よりも風が強い場合は、「風裏」と呼ばれる風を背にできる釣り場を探すのが鉄則です。

次に「潮」の動きは、魚の食欲を刺激する最も重要な要素です。潮が止まっている時間帯は魚の活性が低く、釣果は期待できません。魚が最も活発にエサを探し始めるのは、潮が動き出すタイミングのため、この時間を狙うことが重要です。

具体的には、満潮や干潮の前後2〜3時間がゴールデンタイムと言えます。「大潮」や「中潮」の日は干満の差が大きく、潮の流れが速くなるため、魚の活性が上がりやすく釣りに最適です。釣行前には「潮見表」を確認し、潮が大きく動く時間帯を把握しておきましょう。スマートフォンアプリでも手軽に確認できます。

鉄則3|根掛かりを回避するポイント選びと対策

海底の地形を把握することが、根掛かりを回避する上で最も重要です。仕掛けが海底の障害物に引っ掛かる「根掛かり」は、時間と道具を失う原因になります。海底には岩や捨て石、海藻などが点在しており、魚の隠れ家であると同時に仕掛けが引っ掛かりやすい場所でもあるためです。

例えば、城南島海浜公園のように海底に石が広がっている場所は、根掛かりのリスクが高いことで知られています。対策としては、海底が砂地になっている釣り場を選ぶことが有効でしょう。また、仕掛けを工夫することも大切です。針の数を減らしたり、根掛かりしにくい形状のオモリを使ったりしてみましょう。

仕掛けを海底で引きずる「ズル引き」を避け、竿を立ててリールを巻くことも意識してください。どうしても根掛かりが多発する場所では、仕掛けが底に着かないウキ釣りを選択するのも賢明な判断と言えます。ポイントの特性に合わせた対策で、快適に釣りを楽しみましょう。

鉄則4|釣果に影響する青潮の発生時期と特徴

東京湾の釣果を大きく左右する自然現象に「青潮」があります。この青潮に遭遇すると、魚が全く釣れなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

青潮の正体は、海底の酸素が極端に少ない水のかたまり(貧酸素水塊)です。これが海面近くまで上昇してくると、魚は酸欠を避けるためにそのエリアから逃げてしまいます。

特に、水温が高くなる夏から秋にかけて、東京湾の奥部で発生しやすい傾向にあります。海の色がエメラルドグリーンや乳白色に見え、硫黄のような独特の匂いがすることも青潮の特徴です。

釣行前に海上保安庁のサイトなどで情報を確認し、もし青潮が発生している場合は釣果が期待しにくいため、場所の移動を検討しましょう。

鉄則5|釣り場で守るべき最低限のマナーとルール

釣り人同士がお互いに気持ちよく楽しむためには、いくつかのマナーを守ることが大切です。釣り場は共有のスペースであり、トラブルを未然に防ぐことが、全員の楽しい一日に繋がります。

特に混雑する釣り場で起こりやすいのが、隣の釣り人と糸が絡んでしまう「お祭り」です。もし自分の仕掛けが絡んでしまった場合は、自分から積極的に声をかけ、協力して解く姿勢が重要でしょう。

また、釣りの仕掛けや空になった餌の袋、弁当の容器などのゴミは、必ず持ち帰りましょう。美しい釣り場を維持するため、釣り人が率先して環境を守ることが求められます。

先行者がいる場所に後から入る際は、「隣、よろしいですか?」と一声かけるのがマナーです。挨拶を交わすだけで、その後のコミュニケーションが円滑になるでしょう。コマセ(撒き餌)で魚を寄せる釣りをする場合は、その汁が隣の人の荷物にかからないよう、風向きにも注意してください。

自分たちが楽しむためにも、周りの釣り人への配慮を忘れないようにしましょう。

釣行の準備から釣果の活用までの完全ガイド

釣りの計画を事前に立てることで、当日の体験がより豊かでスムーズなものになります。特に初心者や家族連れの場合、タイムスケジュールや持ち物をリストアップしておけば、安心して一日を楽しめるでしょう。

ここでは、さいたま市在住の鈴木さん一家(父・母・長男8歳・長女5歳)が、若洲海浜公園へ釣りに出かけるケースを想定したモデルプランを紹介します。

【当日のタイムスケジュール例】
09:00 さいたま市の自宅を出発
10:30 若洲海浜公園に到着、駐車場を確保
10:45 売店で釣具とエサをレンタルし、釣り場へ移動
11:00 釣りスタート
13:00 公園内で昼食休憩
15:00 釣りを終了し、片付け開始
16:00 公園を出発

【持ち物チェックリスト】
必須アイテム: クーラーボックス、飲み物、タオル、帽子、日焼け止め、子供用ライフジャケット、ゴミ袋
便利アイテム: ウェットティッシュ、絆創膏、レジャーシート、折りたたみ椅子、ハサミ

【おおよその予算感】
交通費(高速・ガソリン代): 約4,000円
駐車場代: 500円
施設利用料: 約1,250円(大人2人、子供1人)
レンタル釣具代: 約4,000円(2セット)
食費・雑費: 約3,000円
合計: 約12,750円

上記はあくまで一例です。ご自身のプランに合わせて、オリジナルの計画を立ててみましょう。

釣りの大きな楽しみの一つは、自分で釣った魚を食べることです。新鮮な魚を美味しくいただくためには、釣った直後の適切な処理と持ち帰りが重要になります。

魚の鮮度を保つ鍵は、「血抜き」と「氷締め」です。アジやサバなどが釣れたら、まずエラの部分にキッチンバサミを入れて、海水を入れたバケツの中で血を抜きましょう。この一手間で、魚特有の臭みが格段に少なくなります。

血抜きが終わったら、氷と少量の海水を入れたクーラーボックスで一気に冷やして持ち帰ります。真水に直接魚を漬けると水っぽくなるため、海水で氷締めするのが美味しく持ち帰るためのコツです。

持ち帰った魚は、簡単な調理で最高の семейный (семейный)料理に変わります。初心者でも手軽に作れるのが「アジの唐揚げ」です。

【アジの簡単唐揚げレシピ】

  1. アジのウロコと内臓を取り除き、よく水洗いします。
  2. キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってください。
  3. 塩コショウで下味をつけ、全体に片栗粉を薄くまぶします。
  4. 170℃に熱した油で、きつね色になるまでカラッと揚げれば完成です。

骨が気になる場合は、二度揚げすると骨まで食べやすくなります。自分たちで釣った魚の味は格別なものであり、子供にとっても忘れられない食育の体験となるでしょう。

初心者ファミリー向け|週末日帰り釣行のモデルプラン

具体的な計画を立てるのが苦手な方でも、このまま真似るだけで楽しめる週末のモデルプランを提案します。埼玉県在住の鈴木さん一家(父・母・小学生・幼児)をモデルに、タイムスケジュールから予算までを具体的にシミュレーションしました。

【モデルコース】さいたま市在住・鈴木さん一家の若洲海浜公園釣行

09:00 自宅(さいたま市)を出発
首都高速を利用し、約1時間半のドライブです。車内では釣りの歌を歌ったり、どんな魚が釣れるかクイズをしたりして気分を盛り上げましょう。

10:30 若洲海浜公園に到着
休日は駐車場が混雑するため、午前中の早めの到着がおすすめです。無事に車を停めたら、まずはトイレの場所を確認しておくと安心です。

11:00 釣り開始
園内の売店でレンタル釣竿セットと餌を購入します。仕掛けの付け方が分からなければ、店員さんに聞けば親切に教えてくれるでしょう。準備ができたら、いよいよ釣りスタートです。

13:00 お昼休憩
持参したお弁当や、売店で購入した軽食でランチタイムにします。海風を感じながら外で食べるごはんは、子供たちにとっても特別な体験となるでしょう。

14:00 午後の部スタート
潮の動きが変わる午後は、午前中とは違う魚が釣れるかもしれません。子供が飽きてきたら、すぐ隣の芝生広場で少し遊ばせることも可能です。

16:00 納竿(のうかん)
楽しかった釣りも終了の時間。釣具を返却し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。釣れた魚は、後で美味しく食べるために氷の入ったクーラーボックスへ入れます。

17:00 公園を出発
帰りの車内で子供たちが寝てしまっても良いように、出発前に一度トイレに寄っておくと万全です。

18:30 帰宅
釣りの思い出を語り合いながら帰路につきます。今日の夕飯は、自分たちで釣った魚が食卓に並ぶ特別なディナーです。

あると便利な持ち物リスト

釣具はレンタルできる施設が多いですが、快適に過ごすための準備は大切です。

必須アイテム
クーラーボックス
飲み物・軽食
帽子
日焼け止め
タオル
ゴミ袋
子供用ライフジャケット

便利アイテム
ウェットティッシュ
絆創膏
レジャーシート
折りたたみ椅子
着替え

気になる予算の目安

家族4人(大人2名、子供2名)で楽しむ場合の、おおよその費用感です。

交通費(高速・ガソリン): 約4,000円
駐車場代: 500円
施設利用料: 約1,000円
レンタル釣具・餌代: 約5,000円
飲食代: 約2,000円
合計: 約12,500円

自分たちで釣った魚を食べる体験は、最高の食育になります。魚の命をいただく感謝の気持ちを込めて、新鮮なうちに美味しく調理しましょう。初心者でも簡単にできる、下処理と調理法を紹介します。

釣った魚の持ち帰り方(下処理)

釣った魚を美味しく持ち帰るには、「血抜き」と「氷締め」という2つの作業が重要です。

  1. 締めて血を抜く(血抜き)
    エラの付け根あたりにキッチンバサミを入れ、背骨まで切ることで魚を締めます。その後、海水を入れたバケツに数分つけておくと、臭みの原因となる血が抜けます。
  2. しっかり冷やす(氷締め)
    血抜きが終わったら、氷と海水を入れたクーラーボックスで一気に冷やします。真水に直接つけると味が落ちるため、海水を使うのがポイントです。

初心者におすすめ!アジの絶品唐揚げレシピ

サビキ釣りでよく釣れるアジは、唐揚げにするのが簡単でおすすめです。

  1. アジのウロコと、尾の近くにある硬い「ぜいご」を包丁で取り除きます。
  2. お腹を切って内臓を取り出し、水で綺麗に洗い流してください。
  3. キッチンペーパーで水気をよく拭き取り、塩コショウを振ります。
  4. 全体に片栗粉をまんべんなくまぶしましょう。
  5. 170℃に熱した油で、きつね色になるまで揚げれば完成です。

骨が気になる場合は、低温でじっくり揚げる「二度揚げ」をすると、骨まで食べられるようになります。子供も大人も喜ぶ、最高の思い出の味となるでしょう。

釣った魚の鮮度を保つ持ち帰り方と簡単レシピ

釣りの大きな楽しみの一つは、自分で釣った魚を味わうことでしょう。新鮮な魚を最高の状態で食卓に届けるためには、釣った直後のひと手間が非常に大切になります。適切な処理を行うことで、魚の生臭さを抑え、格別な美味しさを引き出すことが可能です。

鮮度を保つための最初のステップは「血抜き」です。魚の生臭さの主な原因は血液にあるため、この作業は味に大きく影響します。ハサミやナイフを使ってエラの膜を数本切り、海水を入れたバケツに魚の頭を下にして数分間入れておけば、自然と血が抜けていくでしょう。

次に行うのが「氷締め」です。血抜きを終えた魚を氷水で急速に冷やすことで、鮮度の低下を効果的に防ぎます。クーラーボックスに氷と海水を入れ、冷たい潮氷を作ることがポイント。魚が直接氷に触れると身が傷むため、ビニール袋などに入れてからクーラーボックスへ入れましょう。

新鮮な状態で持ち帰った魚は、シンプルな調理で美味しくいただけます。特に家族で楽しめる、アジを使った簡単なレシピを紹介します。

【初心者でも簡単!絶品アジの唐揚げ】

材料
アジ:5〜6匹
片栗粉:大さじ3
醤油:大さじ1
酒:大さじ1
おろしショウガ:小さじ1
揚げ油:適量

作り方
1. アジの内臓とエラを取り除き、よく水洗いします。「ぜいご」と呼ばれる硬いウロコも削ぎ取りましょう。
2. 醤油、酒、おろしショウガを混ぜたタレに、アジを10分ほど漬け込みます。
3. アジの水分をキッチンペーパーで軽く拭き取り、全体に片栗粉をまんべんなくまぶしてください。
4. 170℃に熱した油で、両面がきつね色になるまで3〜4分揚げれば完成です。

自分で釣った魚を家族で囲む食卓は、釣りの最高の締めくくりと言えます。正しい持ち帰り方を実践して、釣りの思い出をより一層豊かなものにしてください。

東京湾の釣りに関するよくある質問

A. 日本の海釣りでは、ほとんどの場所でライセンス(遊漁許可証)は必要ありません。漁業権が設定されている特定のエリアでアワビやサザエなどを獲る場合を除き、竿を使った一般的な釣りは自由に楽しむことができます。今回ご紹介した釣り場も、すべてライセンス不要です。

Q. ライフジャケットはレンタルできますか?

A. はい、多くの有料海釣り施設でレンタルが可能です。例えば、本牧海づり施設や若洲海浜公園 海釣り施設などでは、大人用・子供用のライフジャケットが用意されています。安全のため、特に子供や泳ぎに自信のない方は必ず着用しましょう。無料の公園にはレンタルがない場合が多いため、事前に準備しておくと安心です。

Q. 夜釣りは可能でしょうか?

A. 24時間開放されている公園であれば夜釣りを楽しめます。東扇島西公園などは夜釣りスポットとして人気があり、日中とは違った魚が釣れることも魅力の一つです。ただし、夜間は足元が暗く危険も伴うため、ヘッドライトの携行や単独釣行を避けるなど、安全対策は万全にしてください。

Q. 全くの初心者で、教えてくれる人はいますか?

A. 施設によっては、初心者向けの釣り教室や指導サービスを提供している場合があります。千葉県のオリジナルメーカー海づり公園では、経験豊富なインストラクターによるマンツーマンレッスンを受けられます。道具の選び方から仕掛けの作り方、釣り方のコツまで丁寧に教えてもらえるため、初めての方でも安心して挑戦できるでしょう。

Q. 外国人の友人を釣りに連れて行きたいのですが、何か良い方法はありますか?

A. 英語対応が可能な釣り船(チャーターボート)を利用するのも一つの方法です。陸からの釣りとは少し異なりますが、専門のガイドがタックルの準備からポイントの案内、釣り方の指導までサポートしてくれます。東京湾ではシーバスなどをターゲットにしたガイドサービスが充実しているため、特別な体験をプレゼントしたい場合に検討してみてはいかがでしょうか。

釣りをするのにライセンスは必要ですか?

日本の海釣りにおいて、特別なライセンスは基本的に必要ありません。海外では釣りライセンスの取得が義務付けられている国も多いですが、日本ではより手軽に海釣りを始めることが可能です。

東京湾の海釣り施設や堤防などで楽しむ一般的なレジャーフィッシングは、このライセンスが不要な範囲に含まれます。そのため、事前の申請や許可証の取得といった手続きなしで釣りを楽しめるでしょう。

ただし、川や湖といった「内水面」で釣りをする場合や、漁業権が設定されている区域でアワビやサザエなどの貝類・海藻類を採取する行為は、別途許可や遊漁券が必要になるため注意してください。

結論として、この記事で紹介しているような釣り場でサビキ釣りやルアー釣りを楽しむのであれば、ライセンスについて心配する必要はないと言えます。

子供用のライフジャケットはレンタルできますか?

多くの有料海釣り施設では、子供用のライフジャケットをレンタルすることが可能です。 安全対策として無料で貸し出している施設も多く、手ぶらで訪れても安心でしょう。

例えば、横浜にある本牧海づり施設や、東京の若洲海浜公園 海釣り施設では、子供用のライフジャケットが無料でレンタルできます。 しかし、無料の公園や堤防など、管理者のいない場所では基本的にレンタルサービスはありません。

また、レンタル品には数に限りがあるため注意が必要です。週末や連休などの混雑時には、すべて貸し出し中になってしまう可能性も考えられます。

最も確実なのは、お子様の体にぴったり合ったものを事前に用意していくことです。釣行前に訪れる施設の公式サイトでレンタル状況を確認するか、釣具店などで購入しておくと、万が一の場合でも安心でしょう。

夜釣りは可能ですか?また注意点は何ですか?

東京湾の釣り場の中には、夜釣りが可能な場所もあります。日中とは異なる魚種を狙えるほか、夏の暑さを避けて快適に楽しめる点が大きな魅力と言えるでしょう。

例えば、川崎市にある東扇島西公園は24時間利用できるため、夜釣りを楽しむ人々で賑わいます。 ただし、全ての施設が夜間に開放されているわけではありません。公園や海釣り施設によっては閉門時間があるため、釣行前には必ず公式サイトなどで最新の情報を確認してください。

夜釣りで最も重要なのは安全の確保です。暗闇での作業は危険を伴うため、足元や手元を確実に照らすヘッドライトは必須装備です。万が一の落水に備え、ライフジャケットも昼間以上に意識して着用しましょう。

安全に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。可能な限り明るいうちに釣り場へ到着し、足場の状況や危険な箇所がないか自分の目で確認しておくことが大切です。また、夜間は声や物音が響きやすいため、周囲の釣り人や近隣住民への配慮を忘れず、静かに釣りを楽しみましょう。

これらの注意点を守り、万全の準備を整えることで、夜釣りは日中とは一味違う特別な体験になります。

初心者でも教えてくれる場所はありますか?

はい、あります。特にインストラクターが常駐している施設は、初心者の方にとって心強い存在です。

千葉県にあるオリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)では、経験豊富なインストラクターからマンツーマンで指導を受けられるサービスがあります。 道具の使い方からエサの付け方、釣りのコツまで、基本的なことから丁寧に教えてもらえます。

また、本牧海づり施設や若洲海浜公園といった他の有料海釣り施設でも、スタッフに尋ねれば釣り方のアドバイスをもらえることが多いでしょう。困ったことがあれば、遠慮せずに声をかけてみることをおすすめします。

海外からの友人でも楽しめますか?

はい、海外からの友人でも東京湾の釣りは十分に楽しめます。日本の海釣りの多くは、海外で一般的に必要とされる特別な許可証(釣りライセンス)が不要なため、気軽に挑戦できるのが大きな魅力です。

言葉の壁が心配な場合や、より本格的に楽しみたい場合には、英語対応が可能な釣りガイドサービスを利用する選択肢もあります。専門のガイドが道具の準備から釣り方、釣れるポイントの案内までサポートしてくれるため、安心して釣りに集中できるでしょう。

また、都心からのアクセスが良い釣り場も多く、観光プランに組み込みやすい点もおすすめの理由です。ライセンス不要という手軽さと、必要に応じて利用できるサポートサービスがあるため、海外からのゲストをもてなすユニークな体験として非常に適しています。

まとめ|東京湾の釣りで最高の思い出を作るために

東京湾には、初心者からベテランまで誰もが楽しめる、多種多様な釣り場が広がっています。最高の思い出を作るための秘訣は、あなたの目的やメンバーに最適な場所をきちんと選ぶことです。

釣りが初めての家族連れであれば、安全でレンタル品も充実している海釣り公園が間違いのない選択肢でしょう。道具の心配をすることなく、安心して一日を満喫できます。一方で、費用を抑えたい方や静かに釣りをしたい方には、無料で利用できる公園や堤防が魅力的な選択肢となります。

釣果の大小だけが釣りの楽しさではありません。家族や友人と過ごす時間、自然の中で感じる開放感、そして魚が釣れた瞬間の興奮、そのすべてがかけがえのない思い出になります。

この記事で紹介した情報を参考に、しっかりと準備を整えて安全に配慮すれば、その日はきっと忘れられない一日になるはずです。ぜひ、最高の思い出作りにチャレンジしてください。

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